請求代行

与信とは?売掛に関る業務は代行サービスの導入が吉

与信とは?売掛に関る業務は代行サービスの導入が吉

企業間での取引(BtoB)は売掛で行われるのが一般的ですが、これはもちろん双方の信用により成り立つものです。売掛での取引を行う上で、新規顧客には「与信審査」を行うのですが、なかなか審査に通過せず顧客の獲得が難しいといった問題や、未入金のリスクなど様々な悩みがつきものなのではないでしょうか。

この記事では与信の重要性と自社で行う上でのポイント、代行サービス導入のメリットをご紹介します。

与信についてと与信審査・管理の重要性

与信とは

与信とは、「取引先と取引を行う際、代金を回収するまでの間、相手方に信用を付与すること」を意味します。商品の納品が完了するまでの間や、サービスの提供が完了するまでの間に時間が空く場合など、完了するまでの間は取引先を信用しなくてはいけません。信用を与えるので「与信」と覚えておくと良いです。

与信審査・与信管理の重要性

売掛債権を有している取引先に対し、代金が回収できなくなるようなリスクをできるだけ排除、軽減するための活動を与信管理といいます。

取引を行う上で、「何となくこの取引先は大丈夫そうだ」という感覚に頼るのは良くありません。与信審査や調査を行い、取引可能かどうかをしっかりと見極め、どれぐらいの与信上限を設けられるのかなどを判断していく必要があります。

与信審査や管理を行うことで、継続的に安定した取引を行うことができます。また、債務不履行などに当たらないような場合には限度額を増やしていくなど、柔軟に対応していくことも可能です。

与信審査・管理をする上でのポイントと注意点

与信審査・管理のポイント

与信審査や管理のポイントは大きく5つに分類されます。

①与信基準の設定

あらかじめ「ここまでのレベルなら取引しても良い」という信用度の基準をいくつか設定をしておきます。基準があることで検討する際の確認事項が減り、スムーズな判断が行えるようになります。どうしても信用度が足りてないと思われる相手に対しては、取引先に対して担保を取る、不払い保険を付けるなど、保証を付け加えると良いでしょう。

②取引先の分析

取引先のこれまでの支払い能力などを調べ、与信の有効期間などを明らかにしていくことも大事なポイントです。場合によっては、信用調査会社などに気になる取引先の情報を調べてもらうことも視野に入れましょう。

③営業との状況共有

営業担当者があらかじめ設定しておいた与信枠を超えないように、取引の内容を共有してきちんと管理しておく必要があります。うまく情報共有ができていない場合、面倒なトラブルに繋がりかねません。

④定期的な与信枠の見直し

常に取引先の財務状況や支払い能力などを把握しておき、与信枠を定期的に見直すことも大切です。財務状況が悪ければ与信枠は少なくなっていきますし、改善されていれば枠は大きくなっていきます。

⑤社内の承認プロセス確立

社内において、取引先の情報を確認しながら分析・審査を行う部署と、それらを全て把握した上で最終的な判断を下す部署などに分類し、承認までのプロセスをきちんと確立させておくことも大切です。役割を分担することでそれぞれの負担が減りますので、与信管理を行う際には必ず押さえておきましょう。

与信審査・管理の注意点

与信管理は、取引が継続している間、常に取引先の支払い能力や実績により適宜調整して管理する必要があります。そのためにも上記のポイントをきちんと抑えて、取引先の情報は追跡して実績を把握できるような状態にしておかなくてはいけません。

売掛で生じる与信審査~請求業務を代行すべき理由

万一の未入金への保証がある

与信審査から請求業務までを代行すべき理由はいくつかありますが、何といっても未入金が発生した際の保証がある点です。

企業間のやりとりとはいえ、未入金がないとは言いきれません。代行をしておけば、そういったトラブルが起きた際に対応してもらえるだけでなく、手間が省けて人件費等もかかりません。これは大きなメリットと言えます。

手間が省けることによる生産性向上

与信管理を代行することにより、社内での負担や手間が大幅に省けるので生産性の向上が期待できます。与信管理は常に取引先の財務状況などを確認しなければならず、日常業務の大きな負担となります。少し生産性が落ちているなと感じている場合は、代行に切り替ることがおすすめです。

高い与信通過率で取引顧客の増加

代行を利用することにより、高確率で与信を通過することができ、取引する顧客の数を増やしていけるのもメリットの1つです。取引する顧客が増加すれば、会社の成長や拡大に繋がっていくと考えられます。

まとめ

今回は、与信の意味や管理の大切さ、ポイントなどについてご紹介いたしました。与信管理は、1度通過したら完了ではなく、その後も取引先の財務状況などを確認しなければいけないので大きな負担になります。そういった負担の解消や社内の生産性を上げるためにも、与信は代行することをおすすめいたします。