請求代行

請求代行とは?請求業務を代行にすることで生産性の向上と新規顧客獲得につながる?!

請求代行とは?請求業務を代行にすることで生産性の向上と新規顧客獲得につながる?!

近年の働き方改革により、残業時間の削減や長時間勤務の廃止などが言われています。しかし、月末月初や年末年始、年度末などの時期は、会社の売上に関る業務を担う経理部門にとって長時間労働は当たり前になってしまっている企業もあるようです。

そこで導入すべきは請求代行です。請求業務を代行に委託することで、経理部門の業務縮小・ミスの削減だけでなく、他にもメリットは多くあります。

記事内では、請求代行のメリットとサービスの選び方を詳しく解説します。

請求代行とは?サービスには何が含まれる?

請求代行とは

請求業務は取引先が多いほど煩雑で大変な作業になります。

取引先への請求で間違いがあると信頼に大きく関わります。とはいえ、請求作業のすべてを従業員が手作業で行うとなると、気をつけていてもヒューマンエラーは起こるでしょう。

そのうえ企業の経理担当は、請求業務をその他の仕事と並行してこなさなければならず、毎月請求業務の集中する月末は残業に追われてなかなか家に帰れないということもしばしばあります。請求代行とは、それらの時間と手間のかかる請求業務を代行するサービスであり、近年請求代行を利用する企業は増えています。

請求代行サービスに含まれるもの

請求代行サービスに委託すると、企業間での決済で必要な手順全てを代行可能です。

まず、それぞれの取引先にあった形式の請求書の作成や送付方法の選択といった時間のかかる業務に対処します。さらに取引先からの代金の回収、入金の確認、回収したお金は後日指定した期日にまとめて振り込み、その後の売掛金のデータを変更する消込作業、など手間と時間のかかる作業もすべて代行してくれます。

また、それだけではなく、企業ごとにツケ払いが可能な取引先の分析、限度額の設定といった取引先との信用に関わる与信管理の作業も代行可能です。

請求業務は代行サービスに委託する時代

請求代行を導入することによって得られるメリットには、以下のようなものがあります。

請求代行を導入することで生産性が向上

請求代行サービスを利用することで、それまで経理担当の従業員が追っていた事務的な作業に加えて与信審査、督促などの大変な業務がなくなり、他の業務に集中できるようになるため生産性が向上します。

請求業務は企業にとって必要不可欠ですが、直接的な利益につながるようなコア業務にリソースを割くことができれば利益の拡大につながります。

また、毎月経理担当の従業員が月末に残業してこなさなければならなかった仕事がなくなることで、人件費を抑えることもできます。

与信審査通過率があがることで取引の拡大

与信審査を請求代行サービスに委託しスムーズに与信評価を行えるようになれば、新たな販売機会を逃さずに済みます。

請求業務を営業社員が担っていた場合には、それらの仕事をアウトソーシングすることによって、本来の仕事である取引先の新規開拓に費やす時間を増やすことができて、企業の取引の拡大につながっていくでしょう。

未収金、未払いの保証

企業間の取引の中で未収金、未払いの問題は企業のキャッシュフローにも関わる問題です。

しかし請求代行サービスの中には、取引先からの代金の回収を保証するものもあり、企業間の取引を通じて生じる代金未払いなどの金銭的なリスクをなくすことも可能です。

代金が回収できないかもしれないという精神的負担が入金額の全額保証によってなくなることにより、これまで以上に積極的な取引先の新規開拓に乗り出すことにもつながります。

請求代行サービスの選び方

請求代行サービスと一言で言っても、それぞれ対応する業務の幅やサービスに差があります。請求代行サービスを選ぶうえで気を付けるべき点を3点に絞って解説します。

未入金の保証があるか

まず請求代行サービスを選ぶうえで重要なことは、未入金時の保証の有無です。

請求書の作成、発行から送付までの業務の代行はどの請求代行サービスでも請け負ってくれますが、未入金時のサポートの有無などはサービスによって異なってきます。未入金保証のある請求代行サービスを選択することで、煩雑な請求業務から解放されるだけではなく、企業間での取引のリスクの軽減も可能です。

代行に含まれる業務内容

請求代行サービスを選ぶうえでは、その代行に含まれる業務内容に着目することも重要です。料金の安さのみを重視して請求代行サービスを選ぶと、請求書の発行しか行ってくれない場合がありますが、それだと本来の目的である請求業務の効率化や取引先の拡大には繋がりにくいです。

そのため、基本的な請求業務だけではなく、代金回収や督促、入金管理や与信管理などの業務も請け負う請求代行サービスがおすすめです。代金回収や督促もカバーし、時間や手間のかかる与信業務まで委任できるサービスを選択すれば、社内での負担が大幅に削減できます。

導入コスト

コストとは、導入するための初期費用、月額料金などの固定費用や取引ごとの手数料等の変動費用など、導入するためにかかる様々なコストのことです。

請求代行を利用するうえで、毎月の固定費用や変動費が高いと契約が長期に及ぶ場合に大きな負担になります。

サービスの充実した請求会社はそれらのコストも高くなってしまいますので、自社の取引方法に合わせて選ぶことがおすすめです。

まとめ

請求代行を導入すると一定のコストはかかりますが、業務の効率化や未回収のリスク低減などを鑑みると、費用対効果があると言えるのではないでしょうか。業者によってサービスが異なるため、自社の傾向に沿うものを選ぶようにしましょう。