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サブスクリプション決済(継続課金)導入でどう変わる?仕組みからメリットと導入がおすすめの業種紹介

サブスクリプション決済(継続課金)導入でどう変わる?仕組みからメリットと導入がおすすめの業種紹介

最近何かと耳にすることが増えつつあるのが「サブスクリプション決済」です。新しいタイプの決済方法のため、導入することによる自社のメリットがいまいちわからない、といった方も多いのではないでしょうか。

この記事ではサブスクリプション決済の仕組みや特徴、メリット・導入すべき企業までわかりやすく解説します。

サブスクリプション決済とは

サブスクリプション決済とは

サブスクリプション決済という言葉自体、あまり聞き馴染みがない方もいらっしゃると思います。

サブスクリプション決済は「継続課金」という意味で、月ごとでの支払いを行うサービスや定期購入などで継続して支払われる方法のことを指します。

近年でこのサブスクリプション決済を導入する店舗やサービスが格段に増え始め、多くの場所でサブスクリプション決済が利用され始めています。

主に「クレジットカード決済」や「口座振替」「コンビニ決済」などがサブスクリプションの決済方法となっており、中でも支払いによってポイントやマイレージが付与される仕組みのクレジットカード決済の需要が高まっています。

種類

サブスクリプション決済には「定額課金」「従量課金」「都度課金」「クイックチャージ課金」の4種類が存在します。

①定額課金

音楽配信サービスや定期購読料などの「月ごとに一定金額を支払えば追加の料金は発生しない」という仕組みのもの。

 

②従量課金

請求日は一定ですが、料金はサービスを利用した分によって、支払い金額が変動する変動するものを指します。

具体的には、光熱費や携帯電話の料金などがこれに当てはまります。

 

③都度課金

上記2つとは異なり、1回ごとの支払いで料金が発生するものです。

店舗での買い物やECサイトでの物販などの支払いによく利用されています。

 

④クイックチャージ課金

主に通販サイトやオンラインゲームなどの支払いで利用されます。

1度利用すると、クレジットカードなどの情報がシステムで管理され、2度目以降はより簡単に決済できるのが特徴です。

仕組み

サブスクリプション決済の仕組みとしては、顧客がクレジットカード決済や口座振替を利用することで、その情報がシステムで管理され、そこから課金の回数や金額により継続的に料金の支払いが行われる仕組みとなっています。

サブスクリプション決済導入のメリットと注意点

メリット①継続率の上昇と中途解約の防止

サブスクリプション決済を導入していない場合、支払い方法は「ATM支払い」「来店支払い」「ネットでの支払い手続き」などになります。

そうなってしまうと、わざわざ支払いに行く手間がかかってしまいます。また顧客からすれば、毎月支払いに出向くことは面倒であるため、中途解約に繋がる可能性が考えられます。

しかし、サブスクリプション決済を導入している場合、毎月の支払いはシステムで管理されている情報から自動的に決済が完了するので手間が省けます。

メリット②未回収リスクの低減

ATMでの支払いやネットで支払い手続きの場合、支払いが遅れて入金がされていなかったり、そもそも支払いを忘れてしまわれる場合もあります。サブスクリプション決済を導入すると、そういった未回収のリスクが無くなるので、店舗やサービスを提供している側にとってはありがたいメリットになります。

メリット③経理業務の削減

サブスクリプション決済では、わざわざ顧客からの入金確認作業や、支払い期日の確認の電話をする必要がないので、経理業務の削減につながります。また回収日のバラつきもなくなるので、管理も楽になります。

サブスクリプション決済の注意点

ただし、自動的に決済を行うサブスクリプション決済だからこその注意点も存在します。

クレジットカードの利用期限が切れていたり、残高が足りずに支払いができなかった場合などに決済が失敗することがあります。

また、顧客がサービスの内容を変更した場合、管理している情報の更新なども行わないといけません。サブスクリプション決済を導入される際は、顧客が支払いを完了できなかったときや、サービス内容を変更した際の情報の更新などがスムーズに行えるものかどうかをきちんと確認しておく必要があります。

サブスクリプション決済導入がおすすめの業種

EC/通販サイト

ECサイトや通販サイトがサブスクリプション決済導入におすすめの理由として、オンライン決済(Web決済)がメインであることが挙げられます。オンライン決済の中でも需要が高い決済方法はクレジットカード決済で、顧客のおよそ8割が利用しています。

こうした顧客が必要としている決済方法に対応することで、販売機会の増加や継続率アップに繋げることができます。

スポーツジム

スポーツジムは、会費として月ごとの支払いが必要になります。そのため口座引き落としなどの支払いの場合、残高不足で引き落としが出来ずに料金未回収となってしまうリスクがあります。

そこで、サブスクリプション決済としてクレジットカード決済を導入することで、すぐに決済が可能になります。なにより、上限金額に達さない限りは未回収となる場合がほとんどないので、効率よく回収ができます。

美容/エステサロン

美容/エステサロンは、顧客が施術内容を選ぶので店舗としての売上が顧客に左右されがちで、いわゆる都度課金の状態になっています。しかし、サブスクリプション決済を導入することで、月ごとの売上が安定するだけでなく、未回収などのリスクも回避できます。

まとめ

今回は、サブスクリプション決済について詳しくご紹介しました。店舗やサービス提供側にとって、メリットが多いのが特徴のサブスクリプション決済です。

ただし、少なからず注意点も存在しているので、どういったものが良いのか、未回収などのリスクが発生した場合はどうすれば良いのかなどをきちんと把握してから導入することをおすすめいたします。